「アナログ戻し」をしたらインターネットに繋がらない、使えない!そんなトラブルに陥っていませんか?
私も先日、「アナログ戻し」をした途端にインターネットが使えなくなりました。
業者からは「工事をしてもインターネットは引き続き使えます」と言われていたので安心していたんですけどね。
「アナログ戻し」のデメリットまで教えてくれたら良かったのに。
※「アナログ戻し」とは、電話回線をひかり電話からアナログ回線に戻す作業のことを示します。
調査から復旧まで奔走した私の道のりとともに解決策をご紹介します。
※すぐに解決策を知りたい方は目次の「解決方法」をクリック!
- アナログ戻しでインターネットが使えない時の症状
- SoftBank光からドコモ光へ切り替え
- 固定電話の番号を引き継ぐためにアナログ戻しが必要に
- アナログ戻し工事日当日
- 「Google」や「Youtube」以外にアクセスできない!
- 調査
- 原因はこれだった!
- 解決方法
- まとめ
アナログ戻しでインターネットが使えない時の症状
「アナログ戻し」のあとからインターネットが使えなくなったのなら、以下症状になっていませんか?
- 「Google」や「Youtube」には繋がるけど、他のサイトにアクセスすると「このサイトにアクセスできません」と表示される。
- スマホやパソコンのIPアドレス情報が「169.254.xxx.xxx」になっている。
- 壁の電話回線と繋がってる装置は「NTT」と書かれた大きな黒い箱状のもの。
※「アナログ戻し」とはひかり電話からアナログ回線に戻す作業のことを示します。
インターネットに完全に繋がらなくなるわけではなく、「Google」や「Youtube」にはアクセスできるんです。
これが解決までの道のりを大きく妨げる原因になりました。
SoftBank光からドコモ光へ切り替え
ある事情で家の光回線を「SoftBank光」から「ドコモ光」へ切り替えることに。家の固定電話はNTTのひかり電話を使っていたので切り替える必要は無い。と思いきや、ドコモ光電話に変更するには一旦アナログ回線に戻す必要があるんですって。
「アナログ回線を戻す?なんじゃそりゃ?」って感じですよね。私もそうでした。
固定電話の番号を引き継ぐためにアナログ戻しが必要に
アナログ戻ししなければならない理由ですが、電話番号を他社に引き継ぐ必要がある。その場合にはこの工事が必要になってきます。NTTとNTTドコモって一緒じゃないの?って思いますよね。
実は違う会社なんですよ!
なので、以下のような手順を踏んで固定電話の番号を引き継がなければなりません。
- NTTひかり電話解約
- アナログ戻し
- ドコモひかり電話契約
アナログ戻しの際にアナログ回線を家まで引き直してもらうこともできますが、工事費用が1万円くらいかかるそうです。
私の場合はドコモひかり電話契約を行う予定だったので、アナログ戻し作業だけしてもらいました。(費用は2000円でした)
ただ新たな契約をするまで固定電話が使えなくなってしまうというデメリットがあります。
私の家の場合は約2週間使えなくなりました。
アナログ戻し工事日当日
工事は私の母が立ち会ったので詳しい状況は分からないのですが、約1時間程度の工事だったようです。特に詳しい説明もなく工事業者からは「電話回線は2週間程度使えなくなりますが、インターネット回線は引き続き使用できます。」と言われただけ。とのこと。
「固定電話はほぼ使ってないし、大丈夫だろう」と高をくくっていました。
「Google」や「Youtube」以外にアクセスできない!
仕事が終わり家に帰ってみると家族から「インターネットが繋がらないんだけど、なんとかして!」と大騒ぎ。ただGoogleで検索したりYoutubeを見たりすることはできるとのことだったので「インターネットが使えなくなったわけでは無い」というのはすぐ分かりました。
ここから原因調査の始まりです。
調査
まずは自分の知識でわかる範囲から原因を探ります。- 「Google」「Youtube」が見られる⇒IPv6対応サイトは閲覧可能ということ。
- IPアドレスが169.254から始まっている⇒DHCPサーバが動いていない。
- パソコン、スマホ共に症状が同じ⇒端末側の問題ではなく、ネットワーク側の問題。
【用語解説】
<IPv6>
コンピュータの世界ではIPアドレスという機器の住所となる番号が振られ、各機器はインターネットなどに接続できるようになっています。
IPv6というのは住所割り当ての新しい規格です。
IPv4が現在も主流ですが住所割り当てが約43億個しかできず、今現在枯渇した状態が続いています。
IPv6ではほぼ無限(約340澗)の住所割り当てが可能です。
今後はIPv6が主流になる予定ですが、対応したサイトなどはまだまだ少ないのが現状です。
<DHCPサーバ>
IPアドレス(住所)を自動で割り当ててくれるサーバ機能のことです。
この機能が無いとWi-fiにつないだだけ、LANケーブルを接続しただけではインターネットに接続することができません。
DHCPサーバがいない場合、各機器はIPアドレスを「169.254.x.x」として設定します。
この「169.254.x.x」はローカル(内部)でしか使えないIPアドレスになります。
原因はこれだった!
原因は「ひかり電話契約が解約されたのが要因で、NTTのホームゲートウェイのルータ機能が停止したから」でした!専門用語ばかりで分かりづらいと思いますが、簡単に説明するとこうです。
「ひかり電話契約があればインターネット接続を助ける機能を提供するけど、解約したならその機能は停止するよ!」
ということです。
この「インターネット接続を助ける機能」=「ルータ機能」です!
基本的にルータが無いとインターネットに接続することができなくなります。
難しい説明は省きますが、このルータ機能を別途用意してあげることで解決することができます。
解決方法
解決には「ルータ」が必ず必要になります!!みなさんはルータをお持ちでしょうか?
どういったものか分からない?
以下のような装置が「ルータ」になります。
とりあえず適当に3台チョイスしてますが、このような装置をお持ちではないですか?
持っていなければ、買いましょう!
それか新たなインターネット契約が終わるまで待つのも手です。
(ひかり電話契約されれば復旧するはずです)
ルータを持っている方は、次の方法ですぐに解決することができます!
解決手順
ネットワーク接続構成の見直し
ルータ1台しかない構成であれば、構成見直しの必要はないかもしれません。
理想の構成としては[ホームゲートウェイ]の隣に[ルータ]が配置されている構成になります。
私の家の例で図解します。
私の家では無線LANルータを2台導入していまして「中継モード」で使用していました。
「中継モード」はルータ機能を取り除き、機器をネットワークに接続する機能だけを残したモードです。
<構成変更前>
ルータ1を「中継モード」から「ルータモード」に切り替え、以下構成に変更しました。
<構成変更後>
ルータ機能を持つ装置を中心に配置することで、各機器にIPアドレスが割り当てられるようになります。
ルータへPPPOE設定を投入
次に「PPPOE設定」を行います。
PPPOEとはプロバイダと接続するための認証機能になります。
まずプロバイダから提供されたIDとパスワードを用意してください。
そうしたらルータモードに設定したルータのWEB設定画面にログインします。
(メーカー毎に画面構成やログイン方法が異なるため、詳しくはマニュアルを参照してください)
私が持っているBuffaloルータ(WHR-1166DHP)で説明すると
1.ルータのWEB画面にログインして、PPPOE設定画面へ
2.PPPOEの設定情報を入れ、「設定」をクリック
3.前の画面に戻って接続先を設定したものへ変更して、「設定」をクリック
4.TOP画面に戻って、Internet情報の接続状態が通信中となっているか確認。
通信中になっていれば、接続成功です。
それ以外の場合は設定画面に戻って、間違っていないか再確認してください。
インターネットへ接続
各機器からインターネットに接続できるようになっていれば成功です。
お疲れさまでした。
まとめ
さて解決したでしょうか?ちょっと分かりづらいと思うのでコメントいただければ、サポートします。
回答までが遅いかもしれませんが、ご了承ください。
ネット環境は生活必需品といっても過言ではない時代です。
それが突然使えなくなれば、すぐに解決したいというのが本心だと思います。
ただ知識やスキルが無いと自己解決するのは難しいはず。
最速の解決手段は「身近な詳しい人に聞く」が一番!
コールセンタや電話サポートの対応は遅いですから、、、
インターネット速度でお悩みの方は以下記事もおすすめです。
www.ce-life.net
ではまた。